今回紹介するのは、画家「五木田智央」さん。今や日本を代表するような画家ですが、僕が作品を初めて見たのは植田のヴィレバン。アートコーナーの棚に平置きされていた、なんとも言えないバカボンでした。その画集は「OH! 天国 五木田智央リスペクツ赤塚不二夫」というもので、「多分、これはヤバイやつだ」と思い速攻購入。もちろん今でも大切に保管していますが、その時は全く知識がなかったので「イラストレーター?」くらいの認識。ただ自分と名前(TOMOO)が同じだったので、勝手に好意をもっていました。
年齢を重ねるうちに、自分の好みがコラージュやらキュビズム的なものに少しずつ変化していった頃、とあるオンラインギャラリーで再び五木田さん作品と出会いました。初めて買った「OH! 天国・・・」とは違い、モノクロで抽象的な感じがとにかくカッコよく、「欲しい!」と思いましたがその時すでに五木田さんは超絶人気画家(多分、OH!・・の時から大人気だったはず)。作品にはZOZOの前澤さんやらKAWSやらが所有!的なコピーもあり、自分のお小遣いで買えるような金額ではありませんでした。
作品購入はできないが、画集なら。そこで購入したのがこの「THE GREAT CIRCUS」です。
技法とか表現法とか全く知識がないうえに、画家が何を表現してるのか?を感じ取る感性もないので、説明がうまくできないのですが、誤解を恐れずにいえば、不気味で難解な作品がこの画集には多く収められています。特に顔がグチャっとしてます。
今でも単純明快なキャラクターのようなイラストも大好きですが、五木田さんのように内側をえぐってくるような作品を見るたび、アーティストってやっぱり凄いなって感銘し、同時に落胆しています。
こんな説明でこの画集を見たい!って思う方はいないと思いますが、少しでも気になった方はググってしっかりと調べてみてください。
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