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2025年4月_サイトトップビジュアル

  • indiegraphic
  • 4月2日
  • 読了時間: 2分

更新日:4月12日

インディーグラフィックでは定期的にサイトのトップビジュアルを書き換えています。今回2025年4月からは東洲斎写楽の名画「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」をサンプリングしたイラストです。



インディーグラフィック_サイトビジュアル_三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛

このイラストは、すごく単純に写楽さんを真似てみたかっただけ・・・これが本音ですが、それではあまりにも味気ないので、すこしだけまじめなことを書いてみようと思います。


まず、写楽さんの名画「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」は、寛政6年(1794年)の作品です。今から230年ほど前になります。この作品を現代風にアレンジ・・・・ってアイデア自体もかなり鮮度が低いのですが、着目したものは着物の柄です。髪型やメイク(隈取)、着物はほぼそのまま原型を使い、羽織っている着物の柄だけで現代風にできるかをマリメッコの柄でチャレンジしてみました。


 

ここで少し、マリメッコの歴史について。


1951年の創立以来、優れたデザイン性を持つ実用品として、国や世代を超えて多くの人に愛されているフィンランドのブランドが「マリメッコ」。

「マリメッコ」とはフィンランド語で“小さなマリーのためのドレス”という意味だそう。



 

着物の柄に関しては、江戸時代にもいろいろとありました。慶長模様、寛文模様、縞模様、雪華、江戸小紋などなど。ただ当然ながらマリメッコのようなテキスタイルは存在しません。時代はもちろん、国も違うし、染め技術なども違うし。


写楽さん(1794年)からマリメッコ創立(1951年)、この間157年。


そして、マリメッコ創立から74年。


マリメッコのように優れた素晴らしいデザインは74年たった今でも色褪せることなく魅力的で普遍的な力があるんだろうなと、イラストを描きながら感じました。


 

結論。


普遍的な名画に普遍的なテキスタイルを足すと、今を感じる事はなくただ純粋に写楽さんとマリメッコの素晴らしさに気づきます。


そんなこと、絵を描く前からわかっていたことかも・・・と、己の思考の浅はかさに嘆く結果となりました。






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